12年間乗っていたママチャリがボロボロになりすぎてまともに走ることも難しくなってしまったため、買い換えることになりました。
様々な自転車を検討した結果、ブロンプトンの22年式 M6R (6段変速、キャリー付き)ブラックを購入しました。
非常に高額な折りたたみ自転車なので購入するまでは考えましたが、実際どうなのか、購入を考えている方の参考になればと思い書かせていただきます。
ブロンプトンとは?
BROMPTON(ブロンプトン)は、1975年に創設者のAndrew Richie(アンドリュー・リッチー)により発明された折りたたみ自転車で、20秒以内にホイールよりも少し大きいロック式に容易に折りたためるよう巧みに設計されています。他に類をみない折りたたみ自転車です。
ブロンプトンは、イギリスのロンドンにある自社工場で職人の手により一台一台丁寧に造られ、品質が保証されている折りたたみ自転車です。工場での製造工程を全方位から見学できるファクトリーツアー動画を視聴し、当社のスチールブレイザー、ホイールビルダー、エンジニアの職人技をご覧ください。
https://jp.brompton.com/
イギリス製の折りたたみ自転車で折りたたむと小さく、比較的軽いので電車に乗って移動する輪行にも向いています。
折りたたみは非常に簡単で慣れれば数十秒で開閉できます。タイヤは16インチと折りたたみ自転車のサイズで小さいですが乗り心地はいいです。
ブロンプトンの魅力がよく分かる本
自転車を買い換えるために色々な本を参考にさせていただいたのですが、ブロンプトンを購入するに至ったのは星井さえこさんの「おりたたみ自転車はじめました」という本のおかげです。
折りたたみ自転車と輪行ということをこの本で知ったのですが、この本でブロンプトンのことも紹介されています。
まさか、一番高額なブロンプトンを購入するとは思ってもないなかったですが笑。
ブロンプトンを買ってわかったデメリット
まず先にデメリットからご紹介します。
本体価格が高い
とにかく本体価格が折りたたみ自転車としては高い。高すぎる。購入したショップでは一番安価なタイプでも22万円からでした。上だと40万円くらい。
もちろんロードバイクなど趣味として乗る自転車であればそんなに高くはないことは知っていますが街乗りの自転車として考えるとありえないくらい高い。
鍵やライトはついていないのでその分もプラスになります。色々と情報を検索していたら「ブロンプトンは金食い虫だ」みたいなページもありました。
普通のママチャリの10倍と考えてしまうと購入を躊躇する理由としては当然といえます。
ただ、それでも売れているということでそれ以上のなにか魅了があるということは言えるのだと思います。
パーツ、グッズが高い
本体も高いですがそれ以外のグッズも高いです。
ブロンプトンは本体の前側にバッグを取り付けることもできるのですがその専用のバッグもだいたい1万円以上はします。
高いものだと3万円とかします。非常に便利ですが、カバンの金額でもう一台普通の自転車が買えるのでは・・・。などと考えてしまいます。
かごがない
これまでママチャリしか乗ってこなかった人間からするとかごがないのが非常に辛いところです。
もちろんロードバイクとかマウンテンバイクもついていないのですが、バッグはリュックや肩掛けのものに限定されるし、買い物したときに気軽に入れることができるかごがほしい。
探したら1点ブロンプトンでつけられるかごがあったたのですがこちらも2万円弱します。
かごだけで2万円はちょっと・・・。現在自作でなんとかできないか色々調べています。
ただ、リアのキャリアがしっかりとしており標準でゴムが2本ついているのでそこに荷物は載せられます。買い物したときはそちらに載せています。
パンクの修理などメンテナンスが大変
他の自転車と違うのでメンテナンスにも気をつけなければなりません。
チューブが特殊で普通のサイクルショップになかったりするのでチューブの交換などは取り寄せになりますし、パンクの修理もやってくれないショップもあります。
購入したショップで対応してくれるのですが、そこまでもっていかなくてはいけないし、普通のパンク修理より割高です。これも金食い虫と言われてしまう所以でしょうか。
ブロンプトンを買ってわかったメリット
先にデメリットをあげましたが、もちろんメリットのほうが多いです。
小さくなるので持ち運びに最適
やはり最大の折りたたむと小さくなり、持ち運びも簡単。重量は11kgで女性が持つには軽くはないですが、折りたたんだ状態で移動できるようにタイヤがついているので転がせば移動は楽にできます。
高額なので盗難が心配ですが折りたためば家の中で保管しておくことも簡単にできます。
駐輪のスペースが小さい
標準の仕様だとスタンドはついていません。代わりに後輪を内側に入れた状態で自転車を立てておくことができます。
この状態だと普通の自転車の半分くらいのスペースで駐輪できるので場所があまりないところでも駐輪が可能です。
乗り心地がいい
購入する前に店舗で他の折りたたみ自転車も試乗させてもらったのですが、乗りやすいのはブロンプトンでした。
そちらのほうが重量も軽く、価格も高くなかったのではじめはそちらがいいと思っていたのですが乗り比べるとブロンプトンのほうが安定して乗りやすい。
タイヤの大きさが小さいと段差でつまずきやすいし、安定性が弱くなるのを感じました。このあたりは実際の乗ってみてわかることなので試乗ができるのであれば試乗することをオススメします。
折りたたみ自転車としては丈夫で長持ちする
ショップの人からも聞きましたが、ブロンプトンはクロモリのフレームを使用しており、折りたたみ自転車としては非常に丈夫で長持ちするらしいです。
他の軽い折りたたみ自転車だと4〜5年で壊れるものも多いと聞きました。ブロンプトンなら乗り方にもよりますがメンテナンスをちゃんとすれば20年以上は乗ることもできるらしいです。
ネームバリューが高い
ブロンプトンは歴史が長く、安定した人気があります。
ということは、欲しい人がたくさんいるということ。なので、手放すときにも割と高値で売却できる可能性が高いということです。
もちろん状態にもよりますが、高級時計や外国車などと同じで価値が下がりすぎることはない。なのでブロンプトンは資産として考えることもできる。これが今回購入するに至った理由の一つにあります。
メルカリなどで調べると中古にも関わらず結構な値段で取引されています。なので、手放すことまで考えるとコストとしてはそこまで悪くないかも知れません。
ブロンプトンのコスパはどうなのか?
色々な考え方はできると思いますが、個人的にはコスパは良くないと思います。
とにかく金額が高すぎる。それにつきます。20年乗れるとして2万円の自転車を5年毎に乗り換えたとしてもそちらのほうが断然やすい。
輪行がしたいのであれば、10万円の輪行用の折りたたみ自転車と普段用の2〜3万円のママチャリを買えばそちらのほうが断然コスパがいい。
それでもブロンプトンを選んだ理由としては
- 普段使う自転車と輪行用の自転車を分けたくない
- 大事に使えば最終的に売却できる
- 乗ったときの満足感は高い
- これだけの金額の折りたたみ自転車を持っている人も少ないので話のネタになる
実際に購入して感じたこととしては
コスパは良くない。ただ、満足感は高い。
と言えるのではないでしょうか。
まとめ
ブロンプトンを購入してみてわかったメリット、デメリット、コスパなどをご紹介いたしました。
実際買うとなるとかなり考えると思いますが、実際に買ってみて感じたことなどをご紹介いたしました。何かの参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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