行きつけの書店で本を物色していたら面白そうな本があったので、メモして図書館で検索をしてみたところ借りることができたので読んでみました。
佐藤健寿氏の著書「奇界遺産2」という写真集です。
なぜ「2」かというと図書館ですぐに借りることができたのが2だったからです。
今回はこちらの写真集をご紹介したいと思います。
世界の奇怪な場所の写真集
奇界遺産の名前の通り、世界中の不思議だったり、グロテスクな場所などの写真集です。
すごい写真集だなとおもってみていたのですが著者の方を調べて納得しました。
著者の佐藤健寿氏は2003年からX51.ORGというサイトを運営しており、かつての私はこのサイトをブックマーク登録して夢中で読み漁っていました。
その時は場所だけではなく、世界中の宇宙人だの怪奇現象だの怪しい情報てんこ盛りのサイトで好奇心旺盛だったころの自分にはたまらないサイトでした。
その後、あまり更新されなくなったのですが、実際に世界中に飛び回り、見事にフォトグラファーとして成功していたのだなということがわかりました。
好きなことを突き詰めてそれをちゃんと形にして仕事につながっていて、それで人に楽しんでもらえているとうことは素晴らしいですね。
写真集でみる迫力
面白い場所がたくさんあるので、みたあとネットでも検索してみてみたのですが、あまり面白そうに見えない気がします。
ネットでみるサイトの画面だとサイズの問題もありますが掲載していることはあくまで情報であり、その場所のすごさみたいのがあまり感じられないような気がします。
写真の技術と本の構成もあってどこも迫力がありすごく興味をそそります。コロナ以降だとなかなか海外に行くことが難しくなってきていますが、覚えておいていつか行ってみたい場所ばかりです。
不思議な場所になるパターン
不思議な場所になるのにはいくつかパターンがあるような気がします。
- お金持ちとか偉い人によって建設された変な建物
- 厳しい地形とか気候にあわせて暮らしていったらそれに合わせて不思議な建物とかができた
- 一人の人がこつこつとおかしなことを続けた結果おかしなものができて名物になった
なかでも一番面白いのは
- 一人の人がこつこつとおかしなことを続けた結果おかしなものができて名物になった
で、これは先日読んだ「アウトサイド・ジャパン」にも通ずるところがあります。
日本でも世界でも人とは違うことでもずっと続けて、それがとんでもないものになる人がいます。そしてそれがやっぱり圧倒的に面白い。
営利目的ではなく何かにとりつかれたかのように何かを作り続けていった人たちの残したものは迫力がすごいですね。やはり継続して何かをやり続けることは大切なことだと思います。
一度は行ってみたい場所
掲載されていた場所で一度は行ってみたい場所を書いておきます。どこもすごいところなので興味があれば検索してみてください。
- 海神堂公園(韓国)
美しき港町を見下ろす悲劇のペニス公園 - 小矮人王国(中国)
世界を震撼させた小人だらけの饗宴 - レイモンド・モラレスの彫刻庭園(フランス)
ヘビーメタル・フロム・ヘル
- 天子大酒店(中国)
暴力的な存在感で住宅街に屹立するコンクリートの神々 - ロボットレストラン(日本・歌舞伎町)
歌舞伎町のアマゾネスは電気ロボットの夢を見るか - ザウリアーパーク(ドイツ)
生真面目な狂気が造り上げたマッド・ジュラシックパーク - 済州ラブランド(韓国)
性的芸術に囲まれる愛の島の庭園 - ワット・サームプラーン(タイ)
全長300mの龍が巻き付く珍寺ニューウェーブ - シュヴァルの理想宮(フランス)
郵便配達夫が造り上げたアウトサイダー建築の金字塔 - サルベーション・マウンテン(アメリカ)
不毛の荒野を彩るサイケデリックな聖地 - レイチュン・セチャー大仏(ミャンマー)
でっかいブッダといっぱいのブッダ - ラモット・ポリン・アパートメント(イスラエル)
超オーソドックスな人々が暮らす超アバンギャルドな家 - ラ・スペコラ(イタリア)
死せるマリアが横たわる、医学と美学の交差点 - クンストカメラ(ロシア)
ロシア流啓蒙主義から生まれた”脅威の部屋” - 十字架の丘(リトアニア)
10万本の十字架が突きたつ奇跡の丘 - カプチン修道会のカタコンベ(イタリア)
世界最大の地下墓地に眠る8000体のミイラ - 白鹿権現(日本)
山中奥深くに隠された、山の神の洞窟
まだまだたくさんありましたがおもしろそなところを抜粋しました。おもしろそうなところはアジア、アフリカが多いです。「奇界遺産」も今度みてみたいと思います。
まとめ
藤健寿氏の著書「奇界遺産2」のレビューをお送りしました。
世界にはおもしろそうな場所がたくさんあります。世界をめぐるのはまだまだ難しそうな状況ですがいつか行ってみたい場所として覚えておいて損はなさそうです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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