「知の整理術」から学ぶ『勉強するスキル』を身に着ける方法

ブックレビュー/書評
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pha氏の著書「人生にゆとりを生み出す 知の整理術」を読みました。

以前にも図書館で借りて読んだことがあるのですが再び借りて再読しました。

考えてみると習慣の力や、勉強を続けていく方法、アウトプットすることの重要性など、この本から割と気になっていろいろと本を読んだり、調べだしたりしだした気がします。

再読して印象に残ったことを書いていきたいと思います。

 

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勉強をする際に大切なこと

この本は大人が何か目標を達成するためにする勉強というより、日々を充実させるために知りたいことを知る、そのために日々知識をつけていきましょう、ということの大切さを教えてくれる本です。

なので、資格を取得するための短期的な勉強法とはちょっと違って読みたい本を読んでその知識を少しづつ蓄えて勉強する方法について書かれています。

勉強する際に大事な考えは主に3つ。

その1「習慣の力」でやる
その2「ゲーム感覚」でやる
その3「楽しいことだけ」やる
人生にゆとりを生み出す 知の整理術」より

この中でも「習慣の力」でやる、という考え方が読むまでぼんやりとしかイメージできていなかったのですが、この本で読んで納得できました。

習慣化することで頑張らないでも勉強はできる

勉強を続けていくのがなぜ続かないかというと、頑張らないといけないからです。

頑張るというのは基本的に無理をしている状態なわけで、短期間の目標をクリアするためであれば頑張って勉強をすればいいのですが、知識を深めるための勉強の場合は頑張って勉強しても続きません。

なので、頑張っていないけど、なんとなくだらだらと勉強をしている、という状態に自分を持っていくのが長いこと勉強をするコツになります。

最大の敵は「めんどくさい」

人は今の生活の習慣に引っ張られてそれ以外のことをしようとしても「めんどくさい」に大体負けてしまいます。

この「めんどくさい」にいかに勝って新しい習慣を身に着けることで努力をしなくてもなんとなく続けていけるようになります。

生活のリズムを変えたり、環境を変えることでよくない習慣をいい習慣に変えることもできます。

まずは、「めんどくさい」に勝つためにも「習慣化する」ことを身に着けるといいですね。

「勉強することができる」が最高のスキル

仕事に役だつことから、生活を豊かにすることまで様々なスキルがありますが「勉強をすることができる」というのは最高のスキルのひとつです。

何か事業で失敗したり、これまでの培ってきた技術が通用しなくなったり、それこそ仕事を失ったりしても勉強をすることが苦でなければ新しい知識や技術を習得できます。

勉強自体が趣味であれば一生楽しめて役に立ちます。

勉強を続けられる、勉強することを楽しむことができるというスキルをまずは学び、使えるようにしておきましょう。

ものを覚えるために何も考えずぼーっとすることも大事

知識はがむしゃらにインプットしても脳に定着しません。知識を脳に定着させるために、知識を出生きるだけ詰め込んでぼーっとしたり、一回寝たりすることで脳が自動的に知識を整理していて定着させてくれるようです。

私の場合、やることがたくさん詰まっているときは、30分くらい好きな音楽を聴きながらランニングしたりしています。

ランニングすると、まず走るのに精一杯なので余計なことがあまり考えられません。その場の身体のことだけに考えが集中します。瞑想が呼吸に集中するように余計な雑念が入らなくなります。

そして、ぼーっとした状態を作り出し、走り終わると本当に重要なことだけを考えるように頭が整理されすっきりとした状態になります。

知識をインプットして、ぼーっとすることで脳に整理してもらい定着させる。ぼーっとすることも大切です。

「書く」ことで情報は整理される

知識を一番定着させるのは人に教えることだといわれています。人に教えるためには情報が整理され、知らない人が聞いてもわかるようになっていなければならないからです。

しかし、教える人いないことも多いので、最も手軽な方法は「書くこと」です。

メモ的に書いてもいいですが、ブログやtwitterに書くとそれも人に知識を伝えることになりますし、良くも悪くも反応が返ってきたりします。

文章に書くことで頭の中でもやもやしていた知識が整理されますし、文章に書く、ということを習慣にしましょう。

 

その他、印象に残ったことを箇条書きにしておきます。


  • 知識はデジタルだけでなくアナログな感覚や感情と結びつけることで、自分の血肉となって使いこなせるようになる。
  • 本に乗っている無味乾燥している情報に、自分なりの思い入れや思想を絡ませることで自分の血肉としていく。
  • 想像力や創造性は、限られたリソースの中で何とかしようとするときに生まれる
  • 全く知らないジャンルについて勉強するときはそれぞれ雰囲気の違う初心者向けの本を2冊とそのジャンルについて書かれたエッセイ的な本を1冊読むといい。
  • 本がネットより優れている点は、「質の高さ」と「断片的な情報ではなくまとまった情報があること」。
    重さや大きさなど感覚的なものが含まれている分、電子書籍より記憶に残りやすいこと。
  • 本を読んだらメモを取る。「読み返して情報を頭に定着させるため」と「書くことで覚えるから」
  • 情報を思い出せるように引っ掛かる部分を多く作る。感覚や感情、経験と結びつけると記憶に残る。
    ノートをとるならいろいろな書き方をして引っ掛かりを多く作ること。
  • アウトプットの基本はパクる。パクり続けると自分なりの味付けが加わって、見た人でも元ネタがわからなくなるくらいになっていく。
    パクるこつは「形をまねるのではなく、気持ちをまねる」
  • 天才と呼ばれる人は基本的にアウトプットの量が多くてその中では駄作も沢山作っている
  • 考えがまとまらなくなったときは、適当にしゃべったり、書いたりしているうちに考えがまとまってくることがある。
    とりあえず書くか話すをしてみよう。

 

まとめ

pha氏の著書「人生にゆとりを生み出す 知の整理術」のブックレビューをお送りしました。

そのほかにも日々を充実させるための勉強法や習慣術が盛りだくさんで定期的に読み直したい本です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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